ソーシャルレンディングで絶対に確認すべき項目【担保編】

こんにちは。真理雄です。

ソーシャルレンディングでは、様々な業者が様々な案件を用意しています。

その案件ごとに【担保】【保証】といった表記があることにお気づきでしょうか?

保証については「連帯保証」などで馴染みのある単語ですが、担保というのは聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。

案件によっては「担保はあるけど保証はない」とか、「担保も保証もない」などがあります。個々の案件で、いちいち明記されています。

つまり、担保や保証は投資家にとって有益な情報として捉えられているからこそ、業者としては「明記しなければならない」というわけなんですね。

担保や保証について知ることで、ソーシャルレンディングに対する警戒感を和らげていただきたい。

既にソーシャルレンディングを活用されている方には、自分の資産を守る術を知っていただきたい。

そういう思いで、筆を取らせていただきます。

今回は担保のお話です。

担保ってなに

例えば、誰かがあなたに「お金を貸せるだけ貸してほしい。1年後に5%の利息を上乗せして返すから」と言ってきたとします。

お金を貸してくれませんか?

自問してみてください。貸せますでしょうか?

これがあなたの知り合い、それも親友や家族だとしたら、貸してもいいと思うかもしれません。5%の利息というのは、今の時代、かなり高金利で魅力的ですからね。

しかし、全く知らない赤の他人から「お金を貸してほしい」と言われたら、たとえ利息5%という条件だったとしても、貸し渋るのが普通ではないでしょうか。

このとき、あなたはこんな心理が働いていたはずです。

「返してくれる保証がない」

いくら契約書や誓約書を書かせたところで、トンズラされたら終わりですからね。

契約書などでしっかり相手の名前と住所を把握しておけば、相手方を訴えて裁判に持ち込むことも可能なわけですが、破産でもされたら結局お金は戻ってこないです。

要するに、お金を貸す相手には、返すだけの資力がないと貸せるわけがない、ということです。

ここで、勘の鋭い方でしたら、こんなことも思うはずです。

「相手がある程度お金を持っていたとしても、自分に全額返してくれる確証がほしい」

あなたが100万円貸すとして、相手が1000万円の資産を持っていたとしても、果たして返してくれるのでしょうか?

この金は俺のものだ!と思っているかもしれません

相手は赤の他人であるあなたにまでお金を貸してほしいと言ってきているのです。かなりクレイジーな方だと思ってください。

そんな人は、きっと色んなところで「お金を貸してくれ、頼むから」と言っているに違いありません。

1000万円の資産のうち、あなたに返す予定のお金が100万円です。

しかし、あなたよりも先にお金を貸していた人がいたらどうでしょうか。

あなたよりも多く貸している人がいたらどうでしょうか。

誰がどれくらい貸しているか、
誰もわかっていないかもしれません

資産1000万円なのに、実は1億円の借金がありました、ということは十分にあり得る話なのです。

そんなとき、あなたが貸した100万円が全額返ってくる可能性は低いというのが現実ではないでしょうか。

では、どのようにしてあなたの100万円を回収する方法があるかと言いますと、ここで担保の出番なのです。

担保というのは、担保権を意味しています。

担保権を簡単に言いますと、100万円の返済が滞ったときには、強制的に資産を売って、そのお金であなたに返済します、といったものです。

担保権というのは様々ありまして、有名なのが抵当権です。

抵当権 – 主に不動産を人質にする

これはローンを組んでマイホームを買うときにもよく出てくる、メジャーな担保です。

ソーシャルレンディングにおいても、不動産に対して抵当権を設定している案件は多く見られます。

例えば抵当権を不動産に設定させたとします。不動産の資産価値は1000万円だとします。

これによって、返済に問題が生じた際、不動産を売らせて現金1000万円を手に入れさせて、その1000万円のうちの100万円をあなたに返済させる、というのが抵当権の基本的な考え方です。

家を売ったお金で借金を返すイメージです

なお、抵当権には設定する順位というものがあります。第一順位、第二順位とか言います。

ここで、あなたは第二順位の抵当権者だとします。

1000万円の資産価値のある不動産を売らせたのはいいですが、この不動産に対して第一順位の抵当権があった場合、どうなるでしょうか?

これは、第一順位の抵当権者が貸した金額によって話は変わってきます。

第一順位の人が1000万円を貸していれば、不動産の資産価値1000万円と同じ金額です。

つまり、第一順位の方だけで1000万円はなくなってしまい、あなたの貸した100万円は1円も戻ってこない、ということになります。

そんなの不平等だ!と思われるかもしれませんが、これが法律的な考え方です。

では、第一順位の方が950万円貸していた場合はどうなるかというと、1000万円から950万円を引くわけですから、残り50万円があなたの手元に行き渡る、という計算です。

もうお分かりでしょう。

抵当権は設定すればいいというのではなく、設定する順位も大切だということです。

抵当権は第一順位であることが理想的です

ソーシャルレンディングにおいて、「抵当権あり!」といくら謳っていても、順位が明記されていない場合は警戒した方がいいです。

逆に言えば、第一順位の抵当権が設定されていれば、担保に関しては安心できるということですね。

ソーシャルレンディングの場合、抵当権として設定されているものの資産価値が、ソーシャルレンディング案件の全体として貸し付ける金額よりも多ければ、まず安心できる案件と思っていいでしょう。

要するに、こんな式ですね。

抵当権の価値 > 案件として貸し付ける金額

私が主に使っているクラウドバンクというソーシャルレンディング業者では、抵当権ありの案件の場合、第一順位のもの以外見かけたことがありません。

もしかすると今後第二順位、第三順位の案件が出てくるかもしれませんが、担保の部分は必ずチェックしています。

質権 – 質屋を例に

抵当権以外にも、質権(しちけん)という担保権があります。

質屋はご存知でしょうか?

ある程度価値のある物を質屋に渡して、そのかわりにお金を借りるというのが質屋です。

お金を借りる際、いつまでに返すという約束をするわけですが、その約束の期日までに返済されなかった場合、質屋は最初に預かった価値のある物を売り、貸した金額を回収するわけです。

抵当権と違って、お金の貸し借りをする段階で担保となる物を渡すのが質権だと思ってください。

※抵当権では、お金の貸し借りの段階では物を渡しません。お金を借りるために住んでいる家を明け渡してしまっては、担保ではなく売却となってしまいます。

ソーシャルレンディングでは、株式に対して質権を設定することがあります。

A社の株式=A社の資本金というようなイメージです。

株式に質権を設定することによって、返済期日が過ぎた場合、その株式をどうしようがあなたの自由という流れだと思ってください。

質権の場合、抵当権のような順位が書かれることは基本的にないと言って差し支えないでしょう。

対抗要件 – これがないとやばい

抵当権と質権についてお話させていただきましたが、これらの担保を対外的に証明できなければ、何の意味もありません。

口頭で「この不動産は抵当に入れたから」と固く約束しても、いざというときに「そんな話はしていない!」といちゃもんをつけられる可能性があります。

では、A4の紙に契約書のような体裁で「この不動産は抵当に入れました」と書けば証拠として残るだろうと思われるかもしれませんが、これも効力がないと思ってください。

なぜなら、抵当権は誰もが見れる場所に、第一順位とか第二順位とかが書かれていないと意味がないからです。

いくら相手が「あなたの他に抵当権を設定している人はいませんよ」と言っても、信用できるとは限りません。

もしかしたら、あなたよりも先に5人くらい設定している人がいるかもしれません。

だからこそ、誰もが確認できる状態として抵当権を設定する必要があるのです。

換言すれば、「私はこの不動産に対して第一順位の抵当権を設定していますよ」と表明する必要がある、ということです。

この表明のことを対抗要件といい、抵当権の場合、それは登記というものになります。

対抗要件がないと無意味です

登記は法務局で行うものですから、嘘偽りは書けません。

登記をすることで、ようやく「対抗要件あり」ということになり、抵当権が確実な権利として主張できるのです。

不動産には登記簿というものがありまして、ここに抵当権の順位が記載されているという仕組みです。

ソーシャルレンディングでは、抵当権の順位と同じように、対抗要件について明記されていない案件は避けた方がいいでしょう。

まとめ

今回はソーシャルレンディングにおける担保の重要性についてお話しました。

担保がある案件とない案件では大いに違いがあることを理解していただけたら幸いです。

また、担保があったとしても、その内容によっては満足できないものがあるということも、頭の片隅に入れていただくことができましたら、私にとっては望外の喜びです。

ソーシャルレンディングで不労所得を得るために、日々学んでいきましょう!

私も頑張ります!

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